こんにちはエアロです。
この記事では、フィギュアスケートのジャンプの種類や見分け方についてまとめています。
以下が確認できます
- ジャンプの踏切りの違い
- 踏切りから着氷までの流れ
- ジャンプの特徴
1.ジャンプの種類
- トウループ
- サルコウ
- ループ
- フリップ
- ルッツ
- アクセル
ジャンプの難易度は人によっても違いますが一般的には、
トウループ <サルコウ< ループ < フリップ < ルッツ < アクセルの順に難しいと言われています。
また、点数も違います。
2.ジャンプの見分けかた
ジャンプの踏切り
ジャンプを踏切で大きく2種類にわかれます。
エッジでの踏切
- アクセル
- サルコウ
- ループ
トゥでの踏切
- トゥループ
- フリップ
- ルッツ
エッジで踏み切るジャンプ
アクセル
唯一前向きで踏切るジャンプです。
空中で重心をのせ替えながら体を1回転半(シングルアクセルの場合)させます。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- 踏み切りの際は前向きで左足のアウトサイドにのり両手は軽く後ろに引く
- 両手と右足の反動を使って左足のトゥで踏み切る
- 両手を胸に引き寄せ右足を左足の後ろにつける
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
ジャンプの中でも難易度が最も高いのがアクセルジャンプです。
アクセルジャンプの特徴は、他のジャンプと異なり前向きで踏み切る点にあります。
6種類のジャンプの中でも前向きのまま踏み切るのは、アクセルジャンプだけとなり技術的には難易度が高いです。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難度が上がっていきますが、アクセルジャンプの場合、前向きで踏切、後ろ向きで着氷します。
その為、シングルアクセルであっても1.5回転となり、他のジャンプより半回転多くなるのが特徴であり、難しい点でもあります。
アクセルは難易度は高いですが、前から踏切ますのでスケート観戦では見分けるのが一番簡単なジャンプです。
サルコウ
左足のバックのインサイドにのって踏切ます。
跳ぶ前の姿勢を後ろから見ると、足が八の字になっているのがわかります。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- ジャンプ前の動作は、右手右足を引いて左足のインサイドで後ろ向きで滑ります。
- 上体を起こしながら左足膝を曲げていき、右足が前に出てきます。この時点で足は「ハの字」です。
- 左足のエッジで踏み切り、体を回転させながら右足を真上に振り上げます。
- 空中では体全体で大きなものを抱えるような感じですね。
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
サルコウジャンプは跳ぶ前の姿勢が後ろから見ると、足が「ハの字」になっているのが特徴です。
「ハの字」から大きなものを抱えるようなジャンプの場合はサルコウです!
スケート観戦の際の「見極め方」の参考にしてください。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難度が上がっていきます。
ループ
右足のバックのアウトサイドで踏み切る。
踏切から着氷まで右足だけで行うジャンプです。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- ジャンプ前の動作は、右足のアウトサイドで滑り左手を前、右手を後ろにし両肩を前後にします
- 踏み切り直前に右足首と膝を曲げ右足のエッジ(後ろのアウトサイドエッジ)で踏み切る
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
ループは、アプローチから踏み切り、着氷までを右足だけで行うジャンプです。
コンビネーションのセカンドジャンプでは、右足で着氷しそのまま右足でジャンプします。
このように踏み切りから着氷まで右足だけで行いますので、スケート観戦時の参考にしてみてください。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難度が上がっていきます。
トゥで踏み切るジャンプ
右手を後ろに引き腰の回転を抑えて跳びます。
右足のトゥ(つま先)を遠くに着くことで、踏切から着氷までの距離に幅が生まれます。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- ジャンプ前の動作は、左手は前に右手は後ろに引いておき、右足のアウトサイトで滑り左足を後ろに引く。
- 後ろに引いた左足は遠くに踏み切る感じで、上体を戻しながら左足のトウを着いて踏み切る
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
右足外側のエッジに乗り、左足のトウをついて踏み切ります。
左足トウを遠くに着くことで、踏踏み切りから着氷までに距離が生まれます。
※滑ってきた軌道を利用しながらトウをついて跳ぶので、最も跳びやすいジャンプで自然の流れに乗って跳んでいるように見えますのでスケート観戦の参考にしてください。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難度が上がっていきます。
フリップ
左足のインサイドで滑り右足のトゥ(つま先)で踏切ます。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- ジャンプ前の動作は、フォア(前の位置)からの2種類のターンで入ります
- 左足のインサイドのエッジにのり、左手を前に右手は後ろに引く
- ジャンプの直前に左足の足首と膝を曲げ、左足真後ろの遠いところに右足のトウを着いて跳びます
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
フリップは、ジャンプする直前に左足のインサイドのエッジに乗り、右足のトウをついて跳びます。
- 踏切の際の左足のインサイドのエッジにのるという事が重要なポイントです。
この点を注意しないとエッジエラーを取られてしまい減点の対象となってしまいます。
※エッジ違反はページ下部の「記号」をご確認ください。
ルッツと似てますが、フリップの場合は前向きに滑走して踏み切る直前に後ろ向きになって跳ぶことが多いのでスケート観戦時の参考にしてみてください。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難度が上がっていきます。
ルッツ
ルッツは、踏切る瞬間までに左足のアウトサイドのエッジで滑り、左肩をグッと入れて右足のトウをついて跳びます。
踏切る瞬間まで左足のアウトサイドで滑る。
踏切の瞬間まで左足のアウトサイドにのっていないとフリップになってしまします。
出典:skatingjapan.or.jp
踏切から着氷までの流れ
- ジャンプ前の動作は、左足のアウトサイドのまま滑る
- 左足のアウトサイドにのったまま左手は前、右手は後ろ、右足を後ろの遠いところにトウを着いて(左足はアウトサイドのまま)跳びます
- 右足のアウトサイドで着氷しフィニッシュします
特徴
踏み切る瞬間まで左足のアウトサイドにのっていないとフリップになってしまうので、難易度が高いジャンプです。
- 踏切の瞬間まで左足のアウトサイドのエッジというのが重要なポイントです。
この点を注意しないとエッジエラーを取られてしまい減点の対象となってしまいます。
※エッジ違反は以下「記号」をご確認ください。
フリップと似てますが、ルッツの場合は踏み切る前までは少し長めに後ろ向きに滑走してきますのでスケート観戦時の参考にしてみてください。
また、他のジャンプ同様にジャンプの回転数によって難易度が上がっていきます。
3.まとめ
6種類のジャンプの技を認識する事で、フィギュアスケートの選手が今どんな技を取り入れて跳んでいるかより楽しめます。
ジャンプの見分け方・ジャンプの名前がわかると受ーと観戦が楽しくなります。
少し似ているものもありますが、実際に試合やジャンプを見ながら確かめてみるのが一番理解ができます。
こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。
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