コレオシークエンスの基礎点とGOE、価値尺度(Scale of Values)を知りたい|フィギュアスケート

シークエンス

 

エアロ
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こんにちはエアロです。

この記事では、フィギュアスケート コレオシークエンス(正式名称:コレオグラフィック・シークエンス)の基礎点(得点)、GOE(出来栄え点)、価値尺度についてまとめてます。

以下が確認できます。

  • コレオシークエンスの略称
  • コレオシークエンスの基礎点
  • コレオシークエンスのGOEの加減点

基本的にはISUから出されているScale of Values(SOV表)の中からコレオシークエンスについてまとめた内容となっております。

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コレオシークエンスとは

コレオシークエンスとは

正式名称:コレオグラフィック・シークエンス
スパイラル、アラベスク、スプレッドイーグル、イナバウアー、ハイドロブレーディング、 最大2回転までのあらゆるジャンプ、スピンなどの「2種類以上の異なるムーブメントを組み込んだものがコレオグラフィック・シークエンスです。
※「2種類以上の異なるムーブメント」のつなぎにはステップやターンを使うことができる

 

コレオシークエンスには、ステップシークエンスと違いレベルでの評価はありません。

固定された基礎点(3.00)に対して、ジャッジのGOE のみで評価されます。

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コレオグラフィック・シークエンス:SOV表

種類 GOEによる加減点
名称 略称 -5 -4 -3 -2 -1 基礎点
1 2 3 4 5
50% 40% 30% 20% 10% BASE   10% 20% 30% 40% 50%
コレオグラフィック・シークエンス ChSq1 -2.50 -2.00 -1.50 -1.00 -0.50 3.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50
  • レベルの概念はなく、固定の基礎点が用いられジャッジのGOEのみで評価されます
  • GOEが1段階上下するごとに、基礎値に0.50点ずつ加減されます
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コレオグラフィック・シークエンスのGOE判定

「+」のGOE判断

GOE の等級に対する項目の数は各ジャッジの裁量によりますが、一般的には以下が推奨されています。

以下、「各要素に対しての項目」と「各要素の項目」を合わせてご覧ください。

各要素に対しての項目
各要素に対しての項目数 プラスのGOE
1項目 +1
2項目 +2
3項目 +3
4項目 +4
5項目以上 +5

※+ 4 および+ 5 には,以下の各要素の項目で太字で強調表示されている最初の3つの項目が満たされていなければなりません。

各要素の項目
コレオグラフィック・シークェンス要素の項目
  1. 創造的および/またはオリジナリティがある
  2. 要素が音楽と合っており、プログラムのコンセプト/特徴を反映している
  3. エネルギー,流れ,出来栄えが十分で,開始から終了まで無駄な力が全く無い
  4. 氷面を十分にカバーしている
  5. 十分に明確で正確
  6. 全身の優れた関わりとコントロール

「-」のGOE判断

  • 無価値(no value)要素はGOE結果に影響しません。
  • 複合エラーの場合には,それぞれのエラーに対する GOE の引き下げが合算されます。
コレオグラフィック・シークェンス要素の項目とマイナスのGOE

コレオグラフィック・シークェンス要素の項目

 転倒 -5 コントロールを失う/エネルギーがない -1 to -3
音楽に一致していない -2 to -4 動作の質が稚拙 -1 to -3
コレオグラフィック間のつなぎの欠如 -2 to -3 創造性/オリジナリティに欠ける -1 to -3
つまずき -1 to -3

ブログ執筆者:エアロ

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