フィギュアスケート要素と得点(技の名前と点数)「ジャンプ編」

こんにちはサルコウです。

今回は、フィギュアスケートシングルにおけるジャンプのルールや要素毎の略称、基礎点、GOE(11段階の評価)についてまとめています。

※2018年7月1日に改正された新ルールにあわせて更新済です。

ルール

●概要

新ルール(2018年7月1日)から演技時間やジャンプの本数、一部の要素の得点やGOE(出来栄え点)の変更などがありました。

特にジャンプに関わる変更点は大きく、以下が変更箇所となっています。

【主な変更点】

演技時間

  • 男子フリー:4分30秒から4分へ変更

ジャンプ本数

  • 男子フリー:8本から7本へ変更

GOE(出来栄え点)

  • 7段階(-3~+3)から11段階(-5~+5)へ変更

ジャンプボーナスの変更

  • 演技後半に飛ぶジャンプが全て基礎点1.1倍から
  • ショートプログラム:後半に飛んだ最後1本だけ 1.1倍
  • フリースケーティング:後半に飛んだ最後3本だけ1.1

4回転ジャンプの繰り返し

  • 演技中に繰り返し跳べる4回転ジャンプ2種類の4回転から1種類の4回転へ変更

ジャンプの点数も変更に

  • 各ジャンプの基礎点やGOEについてはページ下にあります「ジャンプの種類と得点」を確認ください。




●ショート・プログラムのルール

ショート・プログラムには 2 つのソロ・ジャンプを含まなければならない

  • シニア男子女子・ジュニア男子:ダブルまたはトリプル・アクセル
  • ジュニア女子:ダブル・アクセル

ソロ・ジャンプ

  • シニア男子:あらゆるトリプルまたはクワドジャンプ
  • シニア女子:あらゆるトリプル・ジャンプ
  • ジュニア男子・ジュニア女子:ダブルまたはトリプル・フリップ

シニア男子では、ジャンプ・コンビネーションでクワドジャンプを行った場合

  • ソロ・ジャンプとして異なるクワドジャンプを含むことができる。

シニア男子女子およびジュニア男子でトリプルアクセルをアクセルジャンプとして行った場合

  • ソロ・ジャンプまたはジャンプ・コンビネーションで繰り返し行うことはできない。
  • ソロ・ジャンプはジャンプ・コンビネーション中に含まれるジャンプとは異なるものでなければならない。

演技時間

  • シニアおよびジュニアの女子、男子、ペア:2 分 40 秒

●フリー・スケーティングのルール

ジャンプ要素には以下があります

  • ソロ・ジャンプ
  • ジャンプ・コンビネーション
  • ジャンプ・シークェンス

フリー・スケーティングのバランスの取れたプログラムには以下ジャンプが必要

  • シニア・ジュニアの男女とも 7 つのジャンプ要素を含まなければならず
  • そのうちの1つはアクセル型ジャンプが含まれていなければなりません
  • ソロ・ジャンプはいかなる回転数でも問題ない

フリースケーティングにおいてダブルジャンプの回数

  • ダブルアクセルを含む、いかなるダブル・ジャンプもソロ・ジャンプとしても、コンビネーション/シークェンスの一部としても、全部で2回を超えて含んではならない

すべてのトリプルおよびクワドジャンプの回数

  • 2種類のみを2回行うことができる。
  • 2種類のうち繰り返し行えるクワド・ジャンプは1種類のみが可能です。
  • これら2回行ったうちの少なくとも1つがジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスの場合、行った両方ともが通常の方法で評価される。
  • これら 2 回行った両方がソロ・ジャンプの場合、これらのソロ・ジャンプのうち 2 つめに記号“+REP”が付き、本来の基礎値の70%になります。
  • 同じジャンプ名のトリプル・ジャンプとクワド・ジャンプは、2 種類の異なるジャンプとみなされる。
  • いかなるトリプルまたはクワド・ジャンプも 2回を超えて試みてはならない。

演技時間

  • シニア男子女子、ペア:4 分
  • ジュニア男子女子、ペア:3 分 30 秒

明確化

  • 不足している回転
    • 1/4 回転以上 1/2 回転未満の場合には,そのジャンプは回転不足 (アンダーローテーション)となります。

  • フリップとルッツ
    • フリップはバックワード・インサイド・エッジから踏み切る
    • ルッツはバックワード・アウトサイド・エッジから踏み切る
    • テクニカル・パネルは,踏み切りエッジについて判定し,記号 (e) および記号 (!) を用いてエラーを示す。
    • 重度のエラー(記号 (e) )の場合にはそのジャンプの基礎値および GOE が引き下げられる。小さなエラー(記号 (!) )の場合には,基礎値は本来の 基礎値のままであり GOE が引き下げられる。

  • ショート・プログラムにおいては,要件を満たさない(回転数が間違っている場合を含めて)ジャンプは,無価値(no value)となるが,まだ空きがある場合はジャンプのボックスを占める。

  • 2つのダブル・ジャンプから構成されるジャンプ・コンビネーシ ョンが認められていない場合(シニア男子女子,ジュニア男子)には,(記号<, <<, e を考慮する前の)本来の基礎値 が低い方のジャンプの価値はジャンプ・コンビネーションの基礎値には含まれません。(例:2Lz+2T*, 2T*+2Lo, 2Lz<+2T*, 2F<<+2T*)。

  • ショート・プログラムにおける繰り返し :同一のジャンプがソロ・ジャンプとして行われ,かつジャンプ・コンビネーションの 一部としても行われた場合,繰り返されたジャンプのうち後に行われたものはカウントされません。(後に行われたものがジャンプ・ コンビネーションの一部として行われた場合,繰り返し要件に違反する個々のジャンプのみがカウントされない)

  • フリー・スケーティングにおける余分なジャンプ要素 : 余分なジャンプが行われた場合,要件に違反する個々のジャンプのみが 無価値となる.実施順により余分なジャンプとみなす。

  • フリー・スケーティング,ジャンプ・シークェンス ジャンプ・シークェンスは任意の回転数の2つのジャンプで構成され,任意のジャンプで開始し,最初のジャンプの着氷のカーブ からアクセル・ジャンプのテイクオフカーブに直接踏み込み,直ちにアクセルタイプのジャンプに続くものとなります。
【関連記事】その他のフィギュアスケート技の情報も纏めてますので是非ご覧ください。
フィギュアスケート要素と得点「ステップシークェンス編」
フィギュアスケート要素と得点「コレオグラフィック・シークエンス編」
フィギュアスケート要素と得点「スピン編」

ジャンプの種類と得点

※「シングル=1回転ジャンプ」「ダブル=2回転ジャンプ」「トリプル=3回転ジャンプ」「クアド=4回転ジャンプ」

種類 基礎点 GOEによる加減点
名称 略称 -5 -4 -3 -2 -1 +1 +2 +3 +4 +5
シングルトウループ 1T 0.4 -0.2 -0.16 -0.12 -0.08 -0.04 +0.04 +0.08 +0.12 +0.16 +0.2
シングルサルコウ 1S 0.4 -0.2 -0.16 -0.12 -0.08 -0.04 +0.04 +0.08 +0.12 +0.16 +0.2
シングルループ 1Lo 0.5 -0.25 -0.2 -0.15 -0.1 -0.05 +0.05 +0.1 +0.15 +0.2 +0.25
シングルフリップ 1F 0.5 -0.25 -0.2 -0.15 -0.1 -0.05 +0.05 +0.1 +0.15 +0.2 +0.25
シングルルッツ 1Lz 0.6 -0.3 -0.24 -0.18 -0.12 -0.06 +0.06 +0.12 +0.18 +0.24 +0.3
シングルアクセル 1A 1.1 -0.55 -0.44 -0.33 -0.22 -0.11 +0.11 +0.22 +0.33 +0.44 +0.55
ダブルトウループ 2T 1.3 -0.65 -0.52 -0.39 -0.26 -0.13 +0.13 +0.26 +0.39 +0.52 +0.65
ダブルサルコウ 2S 1.3 -0.65 -0.52 -0.39 -0.26 -0.13 +0.13 +0.26 +0.39 +0.52 +0.65
ダブルループ 2Lo 1.7 -0.85 -0.68 -0.51 -0.34 -0.17 +0.17 +0.34 +0.51 +0.68 +0.85
ダブルフリップ 2F 1.8 -0.9 -0.72 -0.54 -0.36 -0.18 +0.18 +0.36 +0.54 +0.72 +0.9
ダブルルッツ 2Lz 2.1 -1.05 -0.84 -0.63 -0.42 -0.21 +0.21 +0.42 +0.63 +0.84 +1.05
ダブルアクセル 2A 3.3 -1.65 -1.32 -0.99 -0.66 -0.33 +0.33 +0.66 +0.99 +1.32 +1.65
トリプルトウループ 3T 4.2 -2.1 -1.68 -1.26 -0.84 -0.42 +0.42 +0.84 +1.26 +1.68 +2.1
トリプルサルコウ 3S 4.3 -2.15 -1.72 -1.29 -0.86 -0.43 +0.43 +0.86 +1.29 +1.72 +2.15
トリプルループ 3Lo 4.9 -2.45 -1.96 -1.47 -0.98 -0.49 +0.49 +0.98 +1.47 +1.96 +2.45
トリプルフリップ 3F 5.3 -2.65 -2.12 -1.59 -1.06 -0.53 +0.53 +1.06 +1.59 +2.12 +2.65
トリプルルッツ 3Lz 5.9 -2.95 -2.36 -1.77 -1.18 -0.59 +0.59 +1.18 +1.77 +2.36 +2.95
トリプルアクセル 3A 8 -4 -3.2 -2.4 -1.6 -0.8 +0.8 +1.6 +2.4 +3.2 +4
クワドトウループ 4T 9.5 -4.75 -3.8 -2.85 -1.9 -0.95 +0.95 +1.9 +2.85 +3.8 +4.75
クワドサルコウ 4S 9.7 -4.85 -3.88 -2.91 -1.94 -0.97 +0.97 +1.94 +2.91 +3.88 +4.85
クワドループ 4Lo 10.5 -5.25 -4.2 -3.15 -2.1 -1.05 +1.05 +2.1 +3.15 +4.2 +5.25
クワドフリップ 4F 11 -5.5 -4.4 -3.3 -2.2 -1.1 +1.1 +2.2 +3.3 +4.4 +5.5
クワドルッツ 4Lz 11.5 -5.75 -4.6 -3.45 -2.3 -1.15 +1.15 +2.3 +3.45 +4.6 +5.75
クワドアクセル 4A 12.5 -6.25 -5 -3.75 -2.5 -1.25 +1.25 +2.5 +3.75 +5 +6.25

●新ルールからオイラー・ジャンプ(ハーフループ)略称:Euが追加されています。
3連続ジャンプの中間の繋ぎに使用されるハーフループです。
基礎点0.5点となります。

GOEの詳しい採点ルールについてはGOE(出来栄え点)採点ガイドラインをご確認ください。

まとめ

フィギュアスケートの中でもジャンプの人気は今だに高いです。

自分でトライしてみたり、観戦していても華麗に観えるからではないでしょうか。

ただし、一つのジャンプの点数だけでもかなり複雑です。

基礎点や基礎点に対するGOE、そして回転不足などのエラーなども考えつつ試合や観戦に望んでもらうとまた違った角度で楽しめると思います。

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